これから宿をやるなら!ゲストハウスの稼働率は当てにしない方がいい!




Pocket

「あのゲストハウス稼働率80%らしいですよ!すごいですね!」

たまにそんな話をするゲストさんがいます。そんな時私はやさしいので「それはすごいね!」と笑顔でいいます。

ただ、これからゲストハウスを立ち上げる人がそれを言う時、私おせっかいなので「おいおい!それを鵜呑みにするの危険だよ!」と素直に伝えるデータマンじゃけんです。

それは、その宿が稼働率を偽っているわけではないのですが、そもそもゲストハウスの稼働率は当てにならないからです。

よく新聞やニュースで「○○地域のホテル稼働率は軒並み90%」と見出しをみかけます。おっ!それならこの地域で自分もゲストハウスを出せば人来るな?

稼働率について調べてみましょう

ホテルや旅館とゲストハウス(ホステル)の稼働率は一概に比べる事は出来ません。それは基本的にホテル、旅館にそもそもドミトリーがないからです。

1部屋事の稼働率を表すのが客室稼働率、これが世に言う”稼働率”と呼ばれるものです。ゲストハウスの稼働率をもしこの客室稼働率で表すと実際の稼働率と大きく違う数字が出ます。例えばドミトリー1部屋の最大収容人数が10名とした場合、そこに1名入れば客室稼働となります。これでは正確な稼働率を出す事はできません。

ゲストハウスのドミトリー部屋がある宿の稼働率はどうやって?
それは”定員稼働率”です。これは1部屋事の稼働率を表す客室稼働率と異なり、総宿泊人数(定員)に対する宿泊人数の割合。これだと正確な稼働率が出せます。ゲストハウスで稼働率を調べるならこの客員稼働率で確認した方がより正確です。


ただし!やはり稼働率には期待禁物です!!

なぜか?

例えば……
ゲストハウスA    最大収容人数 100名
ゲストハウスB 最大収容人数  10名

ここに毎日10名づつ泊まったとします。それを稼働率で表すと
ゲストハウスA   稼働率 10%
ゲストハウスB 稼働率100%

同じ宿泊数でも宿の大きさにより稼働率はまったく違うものになります。もし、あなたがこれからゲストハウスを作ろうとする地域で既に営んでいるゲストハウスのオーナーさんに稼働率を聞いて「おっ!それならここの地域で行けるな!」と思った時それで安心しないで下さい。

稼働率ではなく年間宿泊数を把握する

稼働率よりあてになる、それは単純に宿泊人数です。これなら宿の規模に関係なく単純明快。もちろん、シーズンオンオフがあり地域によって同じ宿でもまったく月間宿泊人数変わりますから大事なのは年間宿泊人数です。

あなたがこれから行う地域、それも同じ様な規模のゲストハウスの年間宿泊人数がわかれば参考になるでしょう。

えっ?そんなの教えてくれない?

それは電話や初対面では難しいでしょうが、何度も通ってオーナーさんと仲良くなり、自分もその地域でゲストハウスしたいんですと素直に言えば案外教えてくれるかもしれませんよ!

えっ?そう書いたならデータみたい?
では、今日は稼働率の話ですので宿泊データを公開しますね。

(ゲストハウス”阿蘇び心”阿蘇店4年目(2015年3月1日〜2016年2月末迄)

宿泊数3676人。
これを客員稼働率にすると(定員22名)×一ヶ月660名×12ヶ月=7920名⇒この数字が年間最大宿泊出来る人数(100%)。

実際の年間宿泊数は3676名ですから、客員稼働率45%と言う事になります。これから阿蘇(阿蘇市)でゲストハウス行いたい方参考にしてみて下さい。

ここで大事なのは年間を通じて実際に宿泊する人数になります。宿は1年目、2年目、3年目と延びていきます。(宿自体に問題がなければ)。まずは自分の宿を作る地域で3ヶ年宿泊数を予測をたて、そこから実際に来てもらえる宿づくりをしていく事が求められます。

まとめ ゲストハウスで稼働率を調べるなら客員稼働率で調べましょう!それよりも確実に当てになるのは年間宿泊人数。